韓国海苔巻きとは?
国民に愛され料理
韓国海苔巻きは、韓国家庭料理に代表する愛され料理のひとつです。
遠足などの学校行事や冠婚葬祭には必ず出てきます。
私が学生だった頃、学校の遠足では、全員のお弁当は海苔巻きだったわよ。
家によって具材が違う
時代の豊かさと共に、具材も増えてきたり、若者のニーズでチーズやプルコギなどを入れるお店も出てきましたが、家庭によっても入れる具材はそれぞれです。
韓国の海苔巻きや文化
韓国に行くと、海苔巻き専門店「김밥집」という料理屋さんが多くあります。
1巻約6,000ウォン~食べられる海苔巻きは、安くて気軽に食べられるコスパの高い料理です。テイクアウトも可能です。
韓国人の海苔巻きの食べ方
韓国では、海苔巻きのまま食べることもありますが、韓国ラーメンやトッポギと一緒に食べる習慣があります。
ラーメンならスープにつけたり、トッポキのたれにつけて食べます。
保存期間
海苔巻きは足がはやい料理です。具材に水分があると、その水分で海苔がへなってしまったり、腐りやすくなるため、巻いたらなるべく早く召し上がるのがおすすめです。
目安は作ったその日中、「本日中」となります。
お弁当などに持っていく場合は、保冷剤を入れたり、保冷バッグに入れるようにしてください。
所要時間
今回は、下準備に2時間、巻いてカットするのに40分程度で、
約3時間掛かりました。
手間がかかる分、添加物無しで作る海苔巻きは実においしいので、ぜひ作ってみていただきたい料理です。
材料
調味料
- 米酢:1本
- 岩塩:適量
- ごま油:適量
- 白ゴマ:適量
食材
ご飯系
- 白米:3号(※1号で2巻き作ることが出来ます。)
- 岩のり:巻きたい枚数分(今回は6枚)
海苔巻きの具材:6本分
- ベーコン(お魚ソーセージでもOK):1塊
- たくわん:1本
- ちくわ:2本
- ほうれん草:1束
- キュウリ:1本
- にんじん:1本
- 板かまぼこ(ピンク):2個
- かにかま:1パック
- ちくわ:1本
- 竹笛:1袋(4本入)
- たまご:6個
調理器具
- 巻き簾
- フライパン
- 電子レンジ
- 包丁
- まな板
作り方
下準備:①酢飯を作る
前夜に白米を水に浸けておき、翌日にご飯を炊きます。
ご飯が炊けたら、米酢を入れてかき混ぜ、混ぜあわったら、乾燥しないように水に塗らしたふきんをかけて、置いておきます。
下準備:②全具材のカット+水分取り
具材を全て海苔巻き仕様にカットしてキッチンペーパーで拭いていくという作業をします。
キッチンペーパーで水分を取らないと、巻いた後に食品から水分が出て、腐りやすくなってしまうからです。
ベーコンをカット
今回は、伊藤ハムのベーコンを使います。
正方形で長い棒状8本になるようにカットします。こんな感じです▼
カットしたら、キッチンペーパーで水分をトントンと取っておきます。
にんじんをカット
にんじんも棒状になるようにカットします。真ん中の■にカットした部分を主に使います。が、端の部分ももったいないので、縦に細く切っておき、具材が足りなかったら使います。
切り方は下の図にかいてみましたので参考にしてください▼
カットしたら、電子レンジで600W2分で加熱します。時間があれば茹でてもOKです。
キッチンペーパーで水分をトントンと取っておきます。
キュウリをカット
キュウリ1本を8本の棒状にカットします。▼
カットしたら、キッチンペーパーで水分をトントンと取っておきます。
たくわんをカット
スーパーで売っているたくわんを買ってきました。15cmほどの小さいサイズです。こちらも棒状に切っていきます。▼
このように、具材が海苔の長さに足りなかったとしても、具を巻く際に、具と具をつなぎ合わせて入れれば大丈夫です。
カットしたら、キッチンペーパーで水分をトントンと取っておきます。
板かまぼこをカット
板かまぼこは、ピンク色の部分を利用するのが目的で使用します。
そのため、なるべくピンクの部分だけを切り取るようにカットします。▼
カットしたら、キッチンペーパーで水分をトントンと取っておきます。
厚焼き卵を作る
卵焼きフライパンがなかったので、小さいフライパンを使用しました。
古いやり方だから撮らないでと母は言っておりましたが、必要あらば厚焼き卵の作り方を検索してみてください。
出来たら、熱を冷ましておきます。冷めたら、棒状にカットしていきます。▼
カットしたら、キッチンペーパーで水分をトントンと取っておきます。
ちくわ・竹笛をカットする
こちらも8本の棒状にカットします。▼
カットしたら、キッチンペーパーで水分をトントンと取っておきます。
かにかまをさいておく
かにかまは、半分に割いておきます。
割いたら、キッチンペーパーで水分をトントンと取っておきます。
ほうれん草
ほうれん草を茹でますが、手抜きな我が家は電子レンジで加熱しました(600W2分)。
加熱後、冷たい水にさらして、手でぎゅっぎゅっと握り、水分を絞ります。
絞ったら、白ゴマとごま油を入れて合えます。
※ごま油は香り付けなので、巻く直前に合えるのがおすすめです。韓国の海苔巻きやさんで見かける海苔巻きは、ほうれん草にごま油の味付けをしません。ごま油をいれない場合は、海苔巻きを巻いた上からごま油を塗って、ゴマをふりかけるのもおすすめです。
手順
海苔の上にご飯をのばす
海苔の上にご飯を伸ばしていきます。のりの8分目までです。8分目までにすると巻いた後のカット面が綺麗に仕上がります。
ごはんをのばしていくコツは、
①ご飯粒をつぶさない
→ご飯粒をつぶしてしまうと、ご飯粒の空気感までつぶしてしまいます。のりの黒さを埋めていくイメージです。
②ご飯の厚みを作らない
→ご飯が分厚いと、ご飯の量を多く摂るようになります。のりの黒さを埋める程度でご飯を並べるイメージです。
③のりの黒いところを残さない&ぬれた手で触らない
→巻いた後、カットした際に、崩れる原因になります。私の失敗例▼
のりにご飯がない部分があったり、水分でぬれてしまうと、左の写真のように切れてしまって崩れます。
具材を載せる
具材を載せていくコツは、
①具材の色が重ならないこと
②水分があるものは間に挟む、です。
今回の乗せる順番は、こちらです。
キュウリ→卵→板かま(ピンク)→ベーコン→かにかま→にんじん→ちくわ→板かま(白)→たくわん→ほうれん草→竹笛
★ポイント1:ほうれん草の置き方
ほうれん草はごま油がついているため、具材の真ん中に挟まれるようにして直接ご飯に触れない位置に置いています。
★ポイント2:具材が短い時の対処法
短い具材があります。その時は、つなぎ合わせます▼
海苔巻きをカット巻く
巻き方のコツは、
手前の海苔の先端を、8分目の最後のラインにあわせるようにします。
あとは、ぎゅっぎゅっと少し力を入れて握り、残りの海苔の部分をくるくると巻きます。
今回はご飯の量より6本作りました。
海苔巻きをカット
包丁で、のこぎりのように切っていきます。
包丁の刃にご飯が付くと、断面にご飯が付いて見た目が汚くなるので、米酢を少し刃に塗り足しながら切ると、綺麗に切れます。
海苔巻きの見極め方ポイント
気にしなければ、気にならない話ですが、見栄えを極めるとしたら、この上の例は失敗です。
理由は、①具材が端に寄ってる、②具材の色が重なってる、という点です。
お弁当に入れる時は下のような海苔巻きを選びます。▼
お弁当の入れ方ポイント
お弁当にする際には、横に切れ端の海苔巻きを入れてあげると具材のお花のような見栄えでアクセントになります。
ちょっと、海苔巻きが大きすぎて、つぶれていますが、この切れ端海苔巻きは別味で美味しいです。もしくは、プチトマトなどを入れると色が鮮やかで綺麗です。
また、2段で入れる時は間に白ゴマをふります。
完成!
完成です。ラップしておけば夕食まで大丈夫です。
まとめ
我が家では、海苔巻きを作る日は、たくさん作って、家族やご近所さん、友達におすそ分けで差し上げていました。ぜひ、家族や周りの方と美味しい味や時間を共有されてみては如何でしょうか♪
最後までお読み頂きまして、コマウォヨ~