今回は、大好きなBTSの曲、Boy with Luvの歌詞をもとに、韓国語の解説をしてみました。
歌詞で韓国語学習をしよう!
MV
歌詞
第1回・第2回の続きから始めます。
※意訳は、このようなニュアンスではないかと考えて、私見で書いていますので、あくまで参考にご覧ください。
[Pre-Chorus: Jungkook, Jimin]⑤
◆나
性別、年齢関係なく使用する「私、僕」のことです。
パンマル(タメ口)でもあるので、丁寧な表現では「저(ジョ)」を使います。
◆는
「는(ヌン)」は、「助詞:~は」を意味します。
例えば、「私は」なら、「나는(ナヌン)」、「今日は」なら、「오늘은(オヌルン)」というように、直前の単語に「パッチム」がない場合は「는」、パッチムがある場合は「은」を使います。
◆저
韓国語で「こ・そ・あ・ど」は、「이(イ)・그(グ)・저(ジョ)・어(オ)」です。
「저」だけで、「あれ」ともいいますが、ものを指すときは「것(もの)」をつけて「저것(イゴッ)」といいます。
◆하늘
名詞で「空」を意味しますが、文脈によっては、天国も意味します。
韓国では、女の子のハングルの名前にも使われています。
◆을
「助詞:~を」を意味します。
直前の単語に「パッチム」がある場合は「을」、「パッチム」がない場合は「를」を使います。
例えば、「母を呼ぶ」は「어머니를 부르다.」、「ご飯を食べる」は「밥을 먹다.」という感じです。
◆높이
「높다(ノピ)」は、形容詞の「高い」を意味します。
「높다」に「이(イ)」をつけることで、「高く」という意味に変わります。
◆날고 있어
「날다(ナルダ)」は動詞「飛ぶ」で、後ろに「~している」という語尾「~고 있어(~ゴ イッソ)」がついています。
「食べる(먹다)」につければ、「먹고있어.(モッコイッソ)」で、「(今)食べてる」という意味になります。
[Pre-Chorus: Jungkook, Jimin]⑥
◆그때
그は、「こ・そ・あ・ど」の「その」にあたります。
「때」とは、「時」という名詞なので、「그때」は「その時」となります。
◆니가
「니(ニ)」とは、「あなた、君」を表す「너(ノ)」の俗語です。
「가」とは「助詞:~が」を表します。
◆내게
「내」とは、「나에게(ナエゲ)」 の省略形です。
「내」よりも「제」を使い「제가」のほうがより丁寧です。
◆줬던
「주다(ジュダ)」は動詞で「くれる」で、「줬다」が過去形「くれた」となります。
「~던(ットン)」は、「~てくれた」を意味します。
ふたつを合わせることで、「くれた」という動作の過去をあらわします。
◆두
数字の読み方には、漢数詞と固有数詞があります。
これは、固有数詞の두(2)です。
本来は、둘(ドゥル)というのですが、後ろに個数の助数詞が来ると「두(ドゥ)」と使います。
◆날개
「날개」と聞くと、ヤンニョムチキンを思い出します。
「날개(ナルゲ)」は羽部分、「다리(ダリ)」は脚部分、「가슴살(カスムサル)」は胸肉です。
◆로
手段を使う時に「~로(ロ)」をつけて表現できます。
例えば、「電車で」なら「전차로」、「電話で」なら「전화로」という感じです。
◆이제
「今この瞬間から」という日本語にはないニュアンスがあります。
「이제 괜챦아요.(イジェ ケンチャナヨ)」といえば、「もう大丈夫です」と訳せますが、直訳すると「今、この瞬間からは大丈夫な状態です」となります。
使いまわせるとネイティブっぽくなれます。
◆여긴
「ここ」を「여기(ヨギ)」といいます。
「여기는(ヨギヌン)」の助詞が省略されて、「여긴(ヨギン)」となっています。
このように、助詞の前にパッチムがない時は、助詞がパッチムとしてスライディングして省略形になることで、俗語、口語としてよく使います。
◆너무
「とても」という副詞ですが、類語に、아주、매우、너무、진짜があります。
「아주」は「かなり」、「매우」は「非常に」、「너무」は「とても」、「진짜」は「本当に」というニュアンスの違いがあります。
◆높아
「높다」とは、形容詞「高い」を意味します。
語尾の「」を「」に変えることで、パンマル(ため口)で「だよ!」と変えることができます。
まとめ
今回、学習した単語はこちらです。
- 나:私、僕
- 는:~は
- 저:あの
- 하늘:空、天国
- 을:~を
- 높이:高く
- 날고 있어:飛んでいる
- 그때:その時
- 니가:君が
- 내게:僕に
- 줬던:くれた
- 두:ふたつ
- 날개:羽
- 로:~で
- 이제:これからは
- 여긴:ここは
- 너무:とても
- 높아:高い
長くなったので、今回はここまでで、次回、この続きから始めます。
また、次の記事でお会いします!