韓国最南端島の島、済州道。日本に知られている韓国歌謡曲、「釜山港へ帰れ」の釜山から302㎞離れています。釜山から離着陸と飛行時間を含めて1時間半ほどですが、一応船や飛行機利用での入道地域です。工業用工場が少ないため公害がない清浄地域、8ヶの有人島と40ヶあまりの無人島に囲まれ、自然豊かな島として世界中に知られ、いまやリゾート地として人気が高い、人口70万人弱の島です。韓国のハワイとも言われますが、済州道の海で獲れる魚を始めとして自然食品の甘さ、美味しさから言うならハワイに比べものにはなりません。ぜひ、目で味わってみてくださいね。
アマダイ・サバ・太刀魚・ヤリイカ
済州道といえば、まず、甘鯛が上げられます。価格が高価なため、毎食のように食卓に揃えるわけにはいきませんが、サバや太刀魚なら手を伸ばせば届く魚です。ヤリイカの場合、その場さばきで生で頂けるほど海が綺麗な済州道の近海で獲れるものばかりです。一度味わうと忘れることができないほど磯の味を楽しめ、魚を好まない方でも好きになるといわれるほです。
アマダイ
普段は高価なため行事用で購入することが多い魚です。冠婚葬祭には必ず丸焼きが捧げられ、お膳を豊かにしています。丸焼きもですが、ちり鍋、お粥も美味しいので、済州道を訪れた方のお土産バックには必ず入ってるといわれるブランド魚です。
サバ
サバと言えば背中が青い魚、安いとイメージですが、価格に対して味は超優秀です。身もしっかりして潤っているので、パサパサしてなく、一匹丸焼き、造りをして食べてます。大変庶民的ですが、陸地から来られた方々には英編珍しい美味しさを楽しめます。
太刀魚
銀色を発しているのが太刀魚です。特徴としてあの銀色が光っており、その分だけ新鮮であるといわれますが、刺身、塩やき、切らずに一匹丸ごと辛い煮付け、カットして大根入れた煮付けをして食べることができますが、カボチャを入れたスープは済州度の郷土料理の一つです。
ヤリイカ
透明感のある済州道の海で獲れるヤリイカの味は格別です。コリコリして磯の味が漂い、その場で食べることもできるほど大衆的な魚です。一本造り、干してつまみ、てんぷら、冷静スープ、ゆでて食べるなど気軽に手に入るつまみ、身近な食材です。
アワビなどの海鮮料理
アワビ料理
アワビは済州道の特産物です。観光地へいけばお粥や刺身が食べられるほどたくさんみかけます。さざえやシッタカ、トコブシと一緒に並べられますが、これらの味もよそにはない味で、済州道が好きになる要因の一つでもあります。
済州道産ヒジキ、ワカメ、モムスープ
わかめ、ヒジキ、ホンダワラで長時間に煮込み作るスープで、ヘルシー満点の済州道の郷土料理の一つです。
海鮮入り辛みそスープデュッベギ
海産物チゲと言えばわかりやすいと思いますが、様々な海産物がたくさん入った辛みそスープです。食べる具が多く食べることがいそがしくなりますが、残ったスープに白ご飯、ラーメンを入れて食べるのも良し!食べごたえのある一般的な定食の一つです。
イカ刺し入り冷スープ・アジ 刺し入り冷スープ
低カロリー、低価格でお酒のつまみに最高ですが、酒を好まない方にも生き生きしたイカ刺しと新鮮な野菜をキムチ味にして楽しめます。イカ素麺と似ていますが、味が全然違いますのでぜひ体験を。
かぼちゃ入り太刀魚スープ
済州道の海で獲れた太刀魚に済州道の畑でとれたかぼちゃで、エキストラで青菜をいれて作るスープで郷土料理の一つです。柔らかくて銀色の太刀魚の姿が壊れないように作るのがミソです。身の形を崩さずに、銀色の光を剥けずに作れたかを確認出来たら職人技です。
主食以外の副食、スウィーツでない間食
そば粉のクレープ(ビントック)
そば粉を溶いてクレープのように薄くやいて、それに千切りにして味付けした大根を巻いたデザートです。祖母味がたまらなく低カロリーでヘルシーなためダイエット食として好まれています。
そば粉餅(セミトック)
済州道の古い郷土のもので、ずいぶん前から忘れ去られつつある餅です。そば粉と甘くない餡で作るのでそばの香りがプンプン香り、低カロリーでヘルシーな間食ですが、地味なので知る者だけが知るというか…今は限られた場所でしか見かけなくなりましたが、一度食べたら飽きの来ない、思い出しては食べたくなる、後から効いてくる間食です。
麦パン(ボリパン)
火山でできた済州道には田んぼがないので、お米の生産ができず、道民の主食は麦でありました。その麦を利用してマッコリを入れて発酵してつくるパンです。麦にはヘルシー成分がたくさん含まれているのでちょっとした出掛けの手土産に若い女性に人気です。
アマランサス餅(オメギとっく)
とても柔らかくて、手を触れると形が崩れて壊れそうなやわな餅です。緑色の皮が粟で甘くない餡を中と外で粟を包んで出来ています。低カロリーで甘くなく腹持ちがよいのでダイエットする方の朝食として食べる方も多いです。餅ですが、小皿に入れてフォークで食べた方がいいですね、ソトの餡がボロボロ落ちるから…
羊毛セーター
済州道にはたくさんの牧場がありますが、その牧場で育てる羊の毛で編まれるセーターです。カトリック宣教者たちの教えで50年ほど前から地域の主婦らが編み収入を得ていたのが一つの産業として発達しています。かなり暖かくて洗濯機で洗っても形が崩れないほど丈夫です。手編みのため価格は高いですがその価値は十分にあって今は韓国の、済州道のブランドになっています。
済州道のミカン・デコポン(ハンラボン)・パイナップル・キウィ
南の島ですので、海の風、台風はあるものの基本的に暖かいです。今は世界から観光客が集まるリゾート地で生活レベルは韓国国内でもっとも高いですがその前まではこのようなミカン、パイナップル、バナナ、キウィなど南国の果物の栽培が海産物と合わせて道民の主な収入源でありました。果物や野菜も海産物と同じく自然環境が恵まれているのでどれもみずみずしく美味しいです。
黒豚のサンギョプサル
済州道と言えば、甘鯛、アワビ…と並べますが黒豚も負けません。身が引き締まり肉の味がとても美味しく、人気食の一つで、黒豚といえば済州道です。肉が厚くてジューシーで済州道産のニンニクと野菜に包んで食べるとほかにない味を体験できます。
豚骨スープのゆでた豚肉入りのうどん
チャーシューでないゆでた肉々しい肉がゴロゴロ浮いてあるスープにおぼれてるうどんです。味はかなりシンプルさっぱりしているので、食べても後味がすっきりした感じです。朝に食べて昼も食べたくなる…子供にも人気があるので家族連れで楽しめる済州道のうどんです。
漢羅山栽培のシイタケ
済州道産のシイタケは肉厚が有名、シイタケがシイタケらしいと有名です。公害がない山、空気が美味しいところで栽培しているので、年末年始のプレゼントとして人気があります。高いですが、それほどもらったら嬉しいシイタケです。
済州道の焼酎、漢羅山
日本にも韓国の焼酎は色々なブランドが入っており、済州道の漢羅山焼酎は韓国食堂でもみかけませんが、魚と肉によく似合います、少し辛口…。たぶん韓国スーパーを覗けば見つかると思います。韓国は炭酸やお湯に割らずにストレートに飲むので、基本的に男女ともに酒につよい気がします、飲む機会があれば負けないように…。
済州道の方言
沖縄同様に方言があります。
・こんにちは 標準語ならアンニョンハセヨですが済州道では「どこにいくの?」と言います。
・お元気? 標準語ならアンニョンですが済州道では「ご飯は食べたの?」と言います。
・ありがとう 標準語ならコマッスンミダですが「コマッスタイェ」と言います。
・いらっしゃいませ 標準語なら オソオセヨですが「ホンジョオッソイェ」と言います。
韓国人であっても聞き取れないほど外国語だと言われますが、今はドラマでも少しずつ取り入れてるのを見かけますので、済州道へ出かけることがありましたら楽しみにぜひ聞いてみてくださいね。