【ビジネス韓国語】日本とは違う社内外での呼称の違い

【ビジネス韓国語】日本とは違う会社内外での呼称の違い 韓国語
【ビジネス韓国語】日本とは違う会社内外での呼称の違い

日本とは異なる会社内外の呼称の違い

本日のお題:在席確認

김 사장님 계세요? 김 상 있어요? 김 군 있니?
( キム社長はいらっしゃいますか? キムさんはいますか? キム君はいる? )

日本では、社内で「佐藤さんは自席におります」と言っても、佐藤さんは後輩なのか、同僚なのか、先輩なのか、上司なのか、関係性がよくわからないですが、 韓国では、呼称でその関係性を把握することが出来ます。 本日は、その違い呼称の違いについて解説していきます♪

韓国ビジネスでの呼称の種類

韓国は上下関係がしっかりしています。基本的には年齢が1歳差であっても、しっかり上下関係を明確にしようとする国民性があります。ビジネスの場面でもその価値観は呼称にしっかり表れています。

よく使用される呼称は3種類あります。

呼称読み方意味違い
nim自分より目上の方
sang さん 自分と同格の方
gun自分より目下の方

上下関係がわからなければ、とにかく님を使っておけば、失礼に当たることはありません。

社内での呼称の違い

例えば、「佐藤さん」を例にして違いを書いてみます。

社長先輩 同僚 後輩
日本 佐藤さん、社長佐藤さん、佐藤先輩佐藤さん 、佐藤佐藤さん、佐藤君
韓国佐藤社長様(사토사장님)佐藤先輩様(사토선배님)(형,누나, 언니)佐藤(이름)佐藤(이름)

韓国では、「様」を「님(nim)」と使います。そのため、普段も「佐藤様」と呼ぶときは「Satou nim」となるわけです。ということは、佐藤社長のことは、「사토(佐藤) 사장(社長)님(様)(Satou sajang nim)」です。

この要領で解読していくと、

佐藤社長様 佐藤先輩様 佐藤 佐藤君
사토우 사장(sajang nim)사토우 선배 (soungbe nim)사토우사토우(gun)

社外での呼称の違い

外部から問合わせ電話がかかってきました。
「佐藤部長はいらっしゃいますか?」と尋ねられたら、「佐藤は只今席を外しております」と同会社の社員はポジション関わらず、呼称を付けないのが一般的な日本のビジネスマナーだと思います。

しかし、韓国では日本とは真逆がビジネスマナーです。

例えば、「佐藤部長はいらっしゃいますか?」と尋ねられたら、「佐藤部長様はおられません」というように、呼称と語尾には謙譲語を外部の方にもそのまま使用します。

これは、ビジネスマナーばかりでなく、身内や家族のことも同様で、ヨソ様へ語る時には「様」をつけるのが常例です。韓国からしてみれば家族は勿論のこと、仕事関連の人間関係において呼称はつけるものという意識があるからです。家族も含め身内には呼称をつけない日本の感覚からすると、少々違和感を感じる部分ではないでしょうか。

ビジネスなのに呼び捨て?!

韓国ドラマを見ていると、姓名をフルネームで呼び捨ているのをよく見かけますが、社内でも上司が部下を呼ぶ時にフルネームで呼び捨てする方もいます。

それは呼び捨てという感覚ではなく、 人間関係の距離感がないから使える呼称ですが、あくまで目上の方が目下の方、友達同士といった関係性のみに使用できます。韓国でいくら仲良くなったからといっても、決して上司や先輩にフルネームで呼ばないでくださいね^^;

会話の例

外部Aさん
外部Aさん

김 사장님 계십니까?(キム社長様はいらっしゃいますか?)

内部Bさん
内部Bさん

김 사장님은 계십니다.(キム社長様はいらっしゃいます)

外部Aさん
外部Aさん

김 상 있어요? (キムさんはいますか?)

内部Bさん
内部Bさん

김 상 있어요. (キムさんはいます)

外部Aさん
外部Aさん

김 군 있어?(キム君はいる?)

内部Bさん
内部Bさん

김 군 있어요. (キム君はいます)

まとめ

如何でしたでしょうか。韓国では年齢、職業上の身分、目上と目下の堺がはっきりしているため、必ずその人物にかかる存称をつける文化がありますので、確認が必要です、どのような呼び方をされているのかを♪

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